2005年05月18日

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ラミネートベニア脱離の患者様が来院。
3ヶ月ほど前に、他の部位のベニアも外れて来院された患者様だ。
4年前に、前歯6本をラミネートベニアにされたとのこと。
なんと、御家族・御親戚一同歯科医の歯医者ファミリーのお嬢様。
うーん、寂しい限りである。・・・涙涙涙

ラミネートベニアは、歯の表面にセラミックなどを貼り付けるタイプの審美修
復法である。(接着力命!)
歯の削除量が少なくていい反面、「症例を十分に考慮」しなければならない。

エナメル質に科学的に接着させる為、削れる量が非常にわずかである。
そこからセラミックを貼り付けるのだから、削る量以上の厚みのあるセラミッ
クを貼る場合は天然歯よりも厚みが増す。
通常、セラミックの厚みと接着剤の厚みで削る量を上回ることが多く、それ以
下にするためには特殊な薄いセラミックを使って、下の歯の色が透けにくい接
着剤を使用する。
それでも、審美的には透明感が不足することが多く、今ひとつ満足感にかける
ことが多いのが現実。
では、厚ぼったくならないようにするにはどうするか?
削除量が多くなり、エナメル質を超えて象牙質まで到達する。
象牙質はエナメル質よりも色が濃いため、色を透けないようにしなければなら
なくなり、接着力も低下することになる。
これが、脱離の原因。
これが、審美的に今ひとつ不満足の原因。

・・・・・つまり。
「歯の厚みが薄く、前突(出っ歯)感がない症例」という風に、非常に限られ
た範囲でしか、長期的な審美的回復は得られないのである。
ではなぜベニア症例が多く、数年後の破折や脱離が多いのか???
「その時の治療が簡単だから」ではないかと思う。
こんなことを言ったら叱られるかもしれないが、いい加減に考えればものすご
く簡単な治療法であるから・・・。
当然私も極まれに行なうことがあるが、そんなにそんなに適応があるわけでは
ありませんよ。
かえって、昔どこかで行なったもののトラブルを対応していることの方がはる
かに多いのが現実。(がっかりします・・・)

掲示板のセラミック相談にもあるように、同じ治療法、同じ材質で治療したと
しても、行う人間で結果が大きく違うということを十分に認識してください。
この独り言を見て、何を思うかは個人の自由。
少なくともドクターKは、「興味のあることには、極強いこだわりのあるB
型」であるということは、仕事や食生活(笑)のつぶやきを見ていただければ
理解していただけると思います・・・はい。

そんなこんなで、インプラント埋入トリプルヘッダーに出動してきます!


posted by Dr.K at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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