2012年06月28日

骨不足でもインプラント可能

6歳頃に最初に生えてくる永久歯。
前から6番目の第一大臼歯は虫歯にもなりやすい。
まだ自己管理ができないうちに生えてくるので汚れが残りやすく、
ひどい虫歯になって神経を取っていることも・・・。
神経を取れば乾燥してくるので歯質そのものがもろくなるうえに、
第一大臼歯は最もかみ合わせの力がかかる歯。
負担に耐えられずに歯根破折を起こし感染。
全ての歯の中で、最も抜歯になる確率が高い歯だ。

上顎は頬骨の裏側に上顎洞(耳鼻科では副鼻腔)があるので、
インプラントをしっかり支えるだけの骨が不足している事が多い。
更に抜歯しなければならなくなったという事は、
感染して骨にダメ―ジを与えているので更に骨が痩せてしまう。
上からも下からも骨が痩せて骨不足になってしまう。

インプラントは最低8ミリほどの長さを健全な骨で支えたい。
不足している場合はあきらめずに何らかの方法で骨補填を行う。
骨造成ができるかどうかでインプラントが可能か不可能かが決まる。
状況よりも術者のテクニックと経験の差の方が大きいのです。

上顎洞の骨造成法にもいろいろあって、
横から骨を造成する方法とインプラントを入れる穴から造成する方法がある。
前者はインプラントを入れる穴とは別に穴をあけなければならないので、
患者様の痛みや腫れが少し大きくなる。
しかし、大規模な骨造成が可能になるスタンダードな方法。
後者は1つの穴から全て行うので痛みや腫れは少ない。
しかし、小さな穴から確認することは難しく経験がものをいう。
お医者さんでいう、開腹手術と腹腔鏡下手術の違いの様なものだ。

私はどちらの骨造成も行います。
ケースや患者様の希望などから選択しています。
後者のソケットリフトテクニックはかれこれ10年以上行っている方法で、
おそらく上顎の3000本以上のインプラントをこの方法で埋入している。

本日のケースも上顎第一大臼歯部の骨は約4ミリ。
どちらの方法で行うか微妙なところであったがソケットリフトを選択しました。

MASA1.jpg act26atoCT.jpg

術前パノラマとCT画像

MASA2.jpg act26maeCT.jpg

術後パノラマとCT画像

骨量もそうですが骨質も重要で、ここはとても骨が軟らかい部位です。
軟らかい骨を少し骨質改善しながら初期固定をしっかりとれる術式とタイプを選択。
そして患者様は先日アメリカから帰国されたばかり。
いずれまた海外に転居される可能性もあります。

そういった事を配慮して、インプラントシステムを選択しました。

ノーベルアクティブ5.0mmX10mm 

KU歯科クリニックでは13システムの中から、
患者様に最も適したインプラントシステムを選択しています。

是非ご相談ください。^^


posted by Dr.K at 12:33| インプラント治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
京和会 KU歯科ホームページへ >>
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。