2010年09月22日

これ、放置するんですか???

ご紹介患者様は48歳男性。
右下奥歯が咬むと痛いというご相談。
これを機会に悪いところは全部治してほしいというご希望です。

パノラマレントゲンや口腔内基本検査。
口腔内写真撮影とスタディモデルの作成。
一通りの検査を行い、患者様のご希望で即日抜歯&のう胞摘出を行いました。

2010092218480000.jpg 術前パノラマレントゲン

歯根破折でグラグラ。
歯肉も大きく腫脹している。
そして、下顎管に届いてしまいそうな大きなのう胞。

今まで通院していた歯科医院では、

「使えるまで使いましょう。」

と、対応されていたようです。

これ以上のう胞が大きくなったら?
下顎管まで骨吸収が進行したら?
いったいどうするつもりだったのでしょうか?

その場限りの「使えるだけ使いましょう。」は、ものすごくいい人に思えるかもしれない。
でも、近い将来必ずその歯に起こる更なる悲劇を考えたら、そんな無責任なことは言えるはずもない。
検診にいらっしゃった患者様に、いきなりドラスティックな処置が必要だと伝えることはとても大変だ。
それが許される日本の歯科医療はいったいどうなんだといいたくなる。
海外では、「言わなかったこと」が逆に問題になる。
「なぜ、年1回の検診にきているのにこんなことになってしまうんだ?」と…。

患者様の希望もあり、即日抜歯&のう胞摘出を行いました。

2010092218470001.jpg 術後CT

歯冠サイズの見事なのう胞が一塊で取ることができた。
もう少し早ければこんなに骨がダメージを受けなかったのに…。

これ、放置するんですか?

そう叫びたくなりました。(怒)




posted by Dr.K at 23:01| 診療風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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