4月から治療開始しているので、かれこれもう半年になる。
知人のご紹介で遠路はるばる渋谷に来院されました。
ご相談内容は、下顎大臼歯に数回歯牙移植を行ったがうまくいかず結局抜歯になってしまい、その部分の骨がやせ細りすぎたのでインプラントは不可能だと・・・。
とても歯を大切にする患者様は安易にブリッジにしたくなく、なんとかインプラントができないものかという内容でした。
CTで精密診断すると、骨がやせ細りすぎて神経までの距離がない上に、移植がうまくいかず何度も骨を削ったので骨質がかなり硬く変性してしまっている。
こういった骨質は一見硬くて良さそうに思えるが、実は血流がないのでインプラントも定着しずらく、骨移植もうまくいかないことが多いのでとても難しい・・・。
硬ければ良いってものではないのだ。
そういったことを踏まえながら、奥の親知らず部分から約1センチほどの骨ブロックを移植して不足部分にピンで固定し、定着してくれるのを静かに待っていた。
もちろんただ固定するだけでなく、元の骨部分には移植骨が定着しやすい加工を十分に行ったうえでである。
本日ようやくインプラントが無事埋入されました。^^
神経までの距離が短いので若干短めではありますが、全体の咬合バランスもいいかたなのでまず問題ないでしょう。
こんな難症例がスムーズに行えるのも、デンタルCTのおかげです。
2次元のパノラマレントゲンではまるで勝負にならない詳細情報が得られるので、安全に、安心して治療が行うことができます。
それはある意味、「ベテランの経験」を上回っているかもしれません。
1つの治療方法にこだわりすぎると、かえって選択肢を狭めたり、難症例にしてしまったりしてしまうこともあるということ。
何が何でも移植・・・、何が何でもインプラントと・・・、いうことではないという事だ。
常に広い視野で診断し治療方法を提案しなければなりませんね。
本日はお嬢様もご一緒に虫歯治療をされ、先日はお姉さまも治療にいらっしゃいました。
遠方からご苦労様です。^^
ああ・・・。
今日も1日大変な混雑でした。
こんな方法もありますので、インプラント不可能といわれてもあきらめずにご相談ください。
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歯科医である前に、人としてどんな人間なのかが重要ではないかと思います。
この独り言は、歯科治療だけでなく日常の中で感じていることをつぶやいています。


