2010年08月21日

低侵襲インプラントフラップレス手術

歯肉を切開しない
歯肉を剥離しない
縫合も不要


フラップレスオペレーションは、術後の痛みや腫れは当然最小限になる。
ただし、うまくいけば…。
患者様の痛みや不快感をできる限り少なくというMIコンセプト(低侵襲)を提唱する私であるが、失敗するリスクを負ってまでなんでもかんでも低侵襲にこだわってはいない。
なので、フラップレスオペレーションは全体の1割にも満たないであろう。

その理由は、

抜歯部位が完全に骨再生ができていない状態でのインプラントオペレーションが圧倒的に多いからだ。


一昔前は入れ歯からインプラントだったので、大半のケースで歯根の入っていた穴は骨で埋まっている。だが今は、できる限り早期にインプラントを埋入するようになった為、骨が完全に出来上がっている平らな骨にお目にかかることはほとんど皆無といっていいだろう。
つまり、インプラントを入れたあとに、元の根の入っていた穴の一部が凹みとして残り、その部分に何らかの補填を同時にすることが必要だったり、デコボコした骨面に、滑らず正しいポジションに埋入できるよう直視して注意しなければならないシビアな機会がほとんどだということだ。

フラップレスではGBRは不十分・不完全になりやすく、埋入ポジション(位置・深さ・角度)も盲目であるため非常に難しい。高いゴールを目指せば目指すほどに、難易度は高くなるのだ。

世界最大のインプラントスタディグループITIでも、

「フラップレスオペレーションは、抜歯部位とそうでない部位と切り分けて考えなくてはならない」

という、発表がありました。

簡単な手術=低侵襲

ではないことを確認し、そういったことでのトラブルをなくさなくてはいけないことへの警笛であろう。

2010082110320001.jpg 左下6番

左下第2大臼歯には、根が2本ある。
すり鉢の役割の歯なので、強い横のストレスに耐えなければならないので足を肩幅に広げて踏ん張っているということだ。
かなり昔に他医院で、その悪いほうの根だけを抜歯し、いいほうの根を残してブリッジの支柱に使っていたがついに根が割れて抜歯した。

そんな状況の骨であれば、片側部分は完全に骨再生がされており、幸い後から抜歯した根の周囲の骨にも膿や腐骨もなかった。

カムログインプラント 5.0x13mm を選択。

約10分で終了。

抜歯部位にインプラントを入れる場合は、既存骨にしっかり維持をとらなくてはならない。なので、できるだけ長いインプラントを入れたい。

こういった、限られた条件が揃ったときにフラップレスオペレーションは行っております。





posted by Dr.K at 11:32| インプラント治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カム退院

実は昨晩カムが緊急入院しました。
食事の後嘔吐して、呼吸が苦しそうになり…。
舌も青くなりました。

緊急の動物病院で、様々な検査の結果特に異常なし。
念のため、一晩入院したのです。
カムは臆病なので、小刻みに震えて可愛そうでした。

2010082100250000.jpg 

今朝、無事退院しました。
いつものように、元気に身体をくねらせてました。
ともかく良かったです。^^

人間も犬も体調管理に注意ですね。

posted by Dr.K at 10:13| ホッと一息 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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