
複数医院を持つ歯科グループにも様々なタイプがあります。
経営だけが統一されていて、それぞれ何のつながりも持たない医院。各医院が遠隔地にあり普段はそれぞれ独立的運営をしているが、定期的に勉強会などでコンセプト管理などを図っているグループ。
では、当グループはどのような考え方なのか?
当法人の4医院は1つの総合医院です。

理想はセンター医院化ですが、なかなか現実的には・・。
微妙な距離で点在しているものの、1つの中規模型総合歯科医院を目指しています。

各医院に常勤での所属歯科医もいれば、それぞれの分野に特化しローテーションで回っている歯科医も複数います。
各分野の専門医にネットワークを持ち、アドバイスを受けたり直接的に非常勤としてサポートしてもらうこともあります。

各医院では日々の報告・確認以外に、週1回の症読会にて診断・治療計画・治療進行状況・その他患者様のニーズの満足度など、様々な面から意見交換をしています。
安心して治療していただけるように、常に情報を共有して日々診療しております。
更に大きなケースで緊急な患者様の場合は、
・口腔内写真
・パノラマレントゲン
・その他各種基本検査
などデータがメールで送られてきて、即日私のほうで全て必ずチェックしています。

その場合は、診査・診断・治療計画・スケジュールなどのアドバイスや確認を行ったうえで治療をすすめていくようにしています。
私は国内外の出張時でも必ずPCを持参し、医院にいるときと同じ対応を行っています。(時差8時間はきつかったです

)
院内では常に合同でミーティングや勉強会等を行い、治療技術や知識の個人差をできるだけなくすよう心がけています。
同じ材料や道具を使用したとしても、使い方よって大きく差が出てしまう歯科治療。院内でその差を埋める努力をしなければなりません。
患者様のニーズが多様化され、高水準の歯科治療が求められる現代。
1度立ち止まると時代遅れの歯科治療になってしまいます。
今、街中に歯科医院があふれかえっています。
全国で約7万軒の歯科医院の大半は患者様獲得の為に診療時間の延長や、日曜日も休診にせずフル回転です。
患者様にいい治療を提供するには、まず自分自身が健康で快適な毎日を送っていることが大切です。
時間がなければ新たな知識や治療技術取得を得ることはできません。
元気がなければ新たな行動を起すエネルギーも生まれません。
単独の歯科医で行う歯科治療には限界があると思います。
複数のカラーの違う歯科医の力を結集することで、高い水準の歯科治療を提供していきたいと考えています。
複数の歯科医がいることはチェック機能も働きます。
人に見られていることで、治療クオリティーを含め様々なところで甘えが許されない環境つくりを行っています。
患者様の安心感を失わないために担当医は変わりません。
当医院は治療方針及びコンセプトが明確で、その意思統一はかなり強力に図れていますので、担当医によって言うことが違う・・・といった事は限りなく少ないと思います。
2007年度も2ヶ月をきりました。
遠方の患者様からの相談や、他医院でのトラブルでの悩みなど、毎日たくさんのメールをいただいております。
その多くが、HPでの当医院の考え方や、掲示板でのやり取り、ブログを読んで共感したという内容。
本当に嬉しく思いますし力になります。

日々、自問自答の毎日です。
明日はここを改善しようということがいくつもみつかります。
そんなメモで手帳はいっぱいです。^^
更なる進化を目指して、これからも全力で走り続けたいと思います。
一人で走ると転ぶかもしれませんので、スタッフと一緒にです。^^