2005年05月31日

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日々、インプラントの埋入手術をこれだけたくさん行なっていると、術前準備
の重要性を再認識させられることが多い。
何も後のことを考えずに抜歯する場合と、後にインプラントを行なうことを想
定しての抜歯はまるで違う。
長期間にわたり根の周囲に膿の袋があるようなケースは最も困難で、骨自体が
慢性炎症の為に表面硬化を起こしているから、ただ抜歯しただけでは骨ができ
にくい・・・。
抜歯時にそのための前処置をきちんと行なっておいた場合とそうでない場合で
は、数ヵ月後まるで違う結果が出てしまう。
当然、骨が不足していれば骨移植や骨造成が必要不可欠になるし、そのために
自分の他の部分から骨をとったり、または他の代替材料を使用したりする。
痛みや腫れを含めた様々なリスクが増えるわけである。
私見であるが、前準備をきちんと行なえば、半分以上スタンダードなインプラ
ント埋入手術で可能になるはずである。

先進国の中で最も口腔意識の低いといわれていた日本でも、ようやく国民が歯
の大切さを感じるようになり、今後はその傾向が更に強くなるであろう。
当然のごとく、多数歯欠損は減ってくると思われる。
ダイナミックな症例に興味を奪われるのでなく、シンプルな症例を確実に行な
う事が大切なのではないか?
結果、患者利益につながり(痛みも腫れも最小限)、「インプラント=経験し
たことのない恐怖」という印象も変化し、安易に健康な歯を削らずにすむので
はないかと考える。

本日も渋谷にてダブルヘッダー。
1症例終了。
4ヶ月前に歯の頭よりも大きな膿の袋ごと抜歯した下奥歯に1本入れる。
神経までの距離は少ないが、新生骨が十分にできていたため、深さ・幅共に満
足のいくインプラントを埋入できた。・・・15分で終了。
パーフェクトゲームである。(自画自賛ですいません)


posted by Dr.K at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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